初心者がスマホゲームを1か月半で作った話

ゲーム制作
スポンサーリンク

普段はCGをやっているみつともですが、実は過去に一人でスマホゲームを制作して、リリースまでしたことがあるんです。制作期間は約2か月。
そんなことを思い出す機会があったので、ノリと勢いで制作したスマホゲームの話でもしてみようかと。

自分が作ったスマホゲームのレビュー記事を発見

ふと思い立って、昔作ったゲーム「マッスルモアイくん」をググってみたら、レビューしてるブログが出てきました。

みつとも
みつとも

ダウンロードして遊んでくれて、さらにレビューまでしてくれた人がいたなんて、めちゃめちゃ凄い嬉しい!

このゲーム「マッスルモアイくん」はAndroid版とiOS版をリリースしていたのですが、いつの間にか規約が変わってしまい、どちらもダウンロードできなくなっていたゲームなんです。
ちょっと懐かしくなったので、久しぶりに遊んでみたいと思って規約に沿って修正。Android版はプライバシーポリシーを追加して再リリースできたんですが、iOS版はアップルへ年間費を払わないといけないのでとりあえず保留。

Android版のゲーム「マッスルモアイくん」は以下のリンクからダウンロードできます。クソゲーで暇つぶししたい方はぜひ。

Muscle Moai Kun - Apps on Google Play
You rescued the moai who were buried in the ground.

一人でスマホゲームを制作したきっかけ

子供の頃からゲームで遊ぶのが大好きで、もれなくゲームを作りたい欲求を持っていました。おとなになって、就職へ向けてプログラマーとデザイナーのどちらの職種を目指そうか迷った結果、CGデザイナーへの道を選ぶことに。

みつとも
みつとも

3DCGデザイナーになるっ!

そんなわけでプログラムはほぼド素人。それでもやっぱり自分でゲームを作ってみたかったので、プログラムができる知人に声をかけてゲーム制作をすることに。3Dアクションゲームを企画してCG制作もある程度進んでいましたが、途中からプログラマーと音信不通に。そうですよね、社会人は忙しいですよね。結局空中分解。

そして時は流れ

みつとも
みつとも

やっぱりゲーム作りたいっ!

定期的に来るゲーム制作欲。そんなときに運良くチームでゲーム制作できる機会があったので、企画を立てて制作スタート。今度はシューティングゲーム。ゲームが少しずつ形になってきて、完成を楽しみにしながら制作を進めていましたが、途中からプログラマーが離脱。強制終了。

ゲーム制作はプログラマーがいないと詰む。

そして時は流れ

みつとも
みつとも

簡単にゲームが作れるゲームエンジンなるものがあるのか

ゲームエンジンUnityの存在を知り、ちょっと触ってみる。ほほう、これはいいものだ。またゲーム制作欲が出てきたので、Unityを使ってゲームを作ろうと思い立つ。
しかし過去に2回チーム制作で失敗しているので、今回こそはどうしても完成させたい!かと言ってチーム制作は頓挫する確率が高い。どうせならすべての役割を1人でやってしまえばいいんじゃないか。

こうして一人ぼっちのゲーム制作をスタートすることになりました。当時勉強し始めていたゲームエンジンUnityもあったので、ゲーム制作のハードルが大分下がったと判断して行けると思ったんです。



ゲーム企画

さて、一人でゲーム制作となるとあまり無理はできない。初心者でもできそうな簡単なゲームを作れないかなと考えていたところ、当時お気に入りのスマホゲームだった「アルパカにいさん」をパクって参考にして作ろうかと思い立つ。作業ゲームなら一人でもいけるんじゃないかと。

見つかりませんでした

とりあえず面白くなくても一人でゲームを完成させるということが目標だったので、勢いで企画を立ててスタートすることに。

内容は自分のオリジナルキャラクター「マッスルモアイくん」を題材に「アルパカにいさん」のようなゲームに仕上げようと。

プログラムの勉強

はじめてのC#。まずはプログラムからの勉強!ということで参考書を探すところから。
まずは初心者でも行けそうな感じのやさしそうなやつ「C#の絵本」を購入。タイトル通り初心者にもやさしいし、最後まで一通り読むだけでなんとなくC#というかプログラムの概念が分かった。

その後は実際にゲームを作りながら以下の書籍を参考にしました。

もちろん書籍だけの知識ではなかなか解決しない問題もあって、かなりGoogle先生のお世話になりながらゲーム制作を続けていきました。

やりたいことをどうやったら実装できるか、そのためのスキルをネットで調べながら身につけていきました。当時は日本語の解説サイトは多くなかったので、情報量の多い海外サイトを翻訳しながら少しずつ解決していく感じです。簡単と思っていたゲームでも、初心者には超えるべきハードルが満載。

どうにかプログラムを書きつつも、もちろん初心者なのでコードはぐちゃぐちゃ。それでもどうにか動いてくれたので無理やり作り続けました。

毎日つまづきながら難題にぶち当たっていたので、寝る直前までそのことを考えて、しまいには夢の中でもプログラムしてたり。たまに夢の中で解決して、寝起きすぐにPCに向かってプログラミングしたことも何度かありました。

何度も問題解決する中で、徐々にプログラムのコツが分かってきて楽しくなってきました。

キャラクターデザイン

このとき制作していたゲーム「マッスルモアイくん」、実は数年前から育てていたオリジナルキャラクターで、既にLINEスタンプも出していました。

今回ゲームで登場する「マッスルモアイくん」の進化バージョンを追加で9体デザインすることに。久しぶりのデザイン制作でかなり楽しんで描きました。もしよければ実際にゲームで遊んで確認してみて下さい。



収益化・リリース

なんとかゲームとして遊べるようになりましたが、肝心のゲームとしての面白さは皆無。しかし完成・リリースが一番の目標だったのでこれでOK。

どうせなら少なくてもいいので収益化したい。
Googleのアドセンス広告の導入に悪戦苦闘しながらもなんとか完成。そして2016年10月にAndroid版を無事リリース。このために購入したAndroid端末、Nexusにインストール。

みつとも
みつとも

自分が作ったゲームがスマホでダウンロードして遊べてる!!

ちゃんと動いて感動!このときの喜びは最高でしたね。これまでの苦難の道程が一瞬で報われた感じです。

続けてiOS版にも取り掛かる。このために購入したMacbookAirでビルド、申請に苦戦するもなんとか2016年12月にiOS版をリリース。普段使いのiPhoneでもダウンロードして動作確認。感動!

とりあえず目標達成して一段落。その後に少し改善したいところが見つかってアップデートしました。

作りたいものがあれば初心者でも短期間でゲームが作れる

2016年8月~9月にかけて1ヶ月半でプログラムを勉強しつつ制作。そして10月にリリース。プログラム初心者でもやればできるものだなと実感しました。

その後「プログラムって楽しいなー」と興味を持ったので、今度はiOSアプリ制作に取り掛かりました。当時筋トレ支援アプリが欲しくて、自分のために制作しようと思い立って直ぐに取り掛かりました。C#の経験があったのでSwiftもなんとか短期間で書けるようになり、iOSアプリをリリースまで持っていけました。

一度ゲーム制作を完成まで持っていった経験は本当に大きかったです。

非プログラマーでもちょっとしたゲームやアプリなら今の時代便利なツールがいくらでもあるので、何か作りたいと思った方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

みつとも
みつとも

プログラムってやってみると意外と楽しいよ。ぜひゲーム制作にチャレンジしてみよう!自分もまたゲーム制作しようかな~

コメント

タイトルとURLをコピーしました